Natura Vita　ようこそエミリア・ロマーニャへ　エミリア・ロマーニャ州の食・都市など全ての魅力を紹介

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エミリア・ロマーニャ州には魅力的な町、食べ物、ワインなどがたくさんあります。少しずつではありますが、エミリア・ロマーニャの魅力を紹介したいと思います。

ピアディーナ/Piadina

Piadina

エミリア・ロマーニャ州ロマーニャ地方の食のシンボルと言えば、やはりピアディーナ/PIADINA です。ピアディーナは、小麦粉、水、ラード、塩の材料から出来ています。
ピアディーナは、以上の材料を混ぜて、丸くのばし、焼きます。そして、半分に切ったピアディーナに色々な物を挟んで食べるシンプルなものです。
　中に挟む物の伝統的なものは、ハム、生ハム、サラミ、チーズ、ソーセージそしてロマーニャ地方の有名な新鮮チーズ Squacquerone、野菜などを挟んでも美味しいです。またロマーニャ地方のレストランへ行くと、パンの代わりのピアディーナが出てくることもあり、何も挟まずそのまま食べたりもします。

さて、このピアディーナはどこで買うことが出来るかと言うと、多くは道路沿い、公園にあるキヨスコで売られています。ロマーニャ地方を車で走れば、すぐにピアディーナを売るキヨスコを発見することが出来るでしょう。
　ピアディーナのキヨスコには、他にクレッショーニ/Crescioni(もしくはCassoni)と呼ばれるものが売られています。これはピアディーナの生地を使い、中にかぼちゃ、じゃがいもベーコン、チーズ、トリフ、ほうれん草、リコッタなどのお好みの物をを挟み閉じたものです。私は「エルバ＋ゴルゴンゾーラ」がお気に入りです。

クレッショーニ

ロマーニャ地方に来て、キヨスコでピアディーナを食べないと大きな損失ではないでしょうか？決して大袈裟ではありません！ロマニョーロ（ロマーニャ地方の人達）は、夕方になるとキヨスコに列を作り、ピアディーナを頬張ります。切り売りのピザを食べながら歩く姿は、イタリアのどこでも見ることが出来ますが、ピアディーナの食べ歩きは、ここロマーニャ地方しかできません！！ロマーニャ地方を訪れ、ちょっと小腹が空いたかなという時には、街角にあるキヨスコに駆け込んでみましょう。

関連記事:「気になる物」:ピアディーナ

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エミリア・ロマーニャ州はどんなところ？

桃の花

エミリア・ロマーニャ州の州都はボローニャ（Bologna）、人口は４，１０１，３２４人、面積２２，１２３、県都はBologna(ボローニャ)、Ferrara(フェッラーラ)、Forli-Cesena(フォルリ-チェゼーナ)、 Modena(モデナ)、Parma(パルマ)、Piacenza(ピアチェンツァ)、Ravenna(ラヴェンナ)、Reggio-Emilia(レッジョエミリア)、Rimini(リミニ)。

エミリア・ロマーニャ州は、、桃、アプリコット、ブドウなどのフルーツ、ワインなどの農業が盛んです。春になるとこれらの果物の木に花が咲きます。桃の花が咲く頃は、一面ピンク色になるので、観光にお勧めの時期と言えるでしょう。また農業だけではなく、工業、漁業も盛んな裕福な土地です。

エミリア・ロマーニャで生産されているパルマの生ハム、ボローニャのモルタデッラ、モデナのバルサミコ酢、パルミジャーノ・レッジャーノは世界的に知られています。
　食だけではなく、エミリア・ロマーニャは学問、芸術の分野においても重要な歴史を持っており、現在でも様々な芸術品を至る所で見ることが出来ます。

世界で５番目に小さな独立国家サンマリノへは、エミリア・ロマーニャ州のリミニが玄関口で、リミニからは、サンマリノまで車で約３０分の距離。

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ロマーニャの歌といえば！

ロマーニャ・ミア

ロマーニャ地方の歌で有名なものと言ったら、やはり「Romagna Mia」です。
そこで、Romagna Miaの歌詞をを紹介したいと思います。

Sento la nostalgia d'un passato,
ove la mamma mia ho lasciato.
Non ti potro` scordar casetta mia,
in questa notte stellata
la mia serenata io canto per te.

Romagna mia, Romagna in fiore,
tu sei la stella, tu sei l'amore.
Quando ti penso, vorrei tornare
dalla mia bella al casolare.

Romagna, Romagna mia,
lontan da te non si puo` star!

ロマーニャ地方の人達は、踊るのが大好き。このRomagna Miaの曲に合わせて、若い人も年配の人達に混ざって一緒に踊ります。
夏に外で行われた演奏会で、「Romagna Mia」の演奏が始めると、多くの人が次から次へと踊りの輪に加わります。ロマーニャの人達は、誰もが言うように陽気な人達です。

Romagna Mia に関するサイト
歌も聴けます↓
Romagna Mia

・グラミー賞を受賞したLaura Pausiniはロマーニャ地方出身！

Live in Paris 2005

ヴェリー・ベスト・オブ・ラウラ・パウジーニ

トリノ冬季オリンピックとエミリア・ロマーニャ州

２００６年２月に行われたトリノ冬季オリンピックとエミリア・ロマーニャ州がどうして関係あるの？と思われるでしょう。
オリンピックの開幕式でイタリアの国歌を歌った９歳の少女がとても印象的でしたが、記憶に残っているでしょうか？私は、どんな有名な歌手が国歌を歌うのだろうか？と思ってＴＶを見ていましたが、出てきたのは９歳の少女。 この少女Eleonoraちゃんは、トリノ在住の子供ではなく、エミリア・ロマーニャ州のロマーニャ地方Ｆｏｒｌｉの学校に通う少女なのです。
普段は、クラッシックダンス、歌のレッスンに通う普通の女の子。ＴＶのインタビューでは、 「緊張しないで楽しめたわ！」とかなりの度胸の持ち主。 このようにエミリア・ロマーニャ州とトリノ冬季オリンピックはつながりがあるのです。ちなみに閉幕式にも出ていましたよね。

イタリアとは関係ないが、以前バイトもしたことがある高島屋。私のお気に入り「かをり、馬車道十番館」のお菓子も買えます

カペレッティ/Cappelletti

ロマーニャ地方の有名な伝統料理の一つにCappelletti(カペレッティ)があります。この名前Cappellettiはイタリア語のCappello(帽子)からきています。Cappelletti(カペレッティ)を見て頂ければ分かるように帽子の形をしています。

　このCappelletti(カペレッティ)は、各地方によって呼び方が違い、エミリア地方のボローニャではトルテリーニと呼ばれています。 Cappelletti(カペレッティ)とトルテリーニの違いはというと、ロマーニャ地方のCappelletti(カペレッティ)の方がお肉の量が少ないということです。 当然、裕福な地方へ行くほど、お肉の量が増えていくという訳です。つまり昔、農業の盛んなロマーニャ地方は、エミリア地方よりも貧しかったということになります。
　また、同じロマーニャ地方のCappelletti(カペレッティ)でも各地域によって、形、中身の具が少しずつ違っていますので、各地のCappelletti(カペレッティ) を食べ歩きすることをお勧めいたします。

　エミリア・ロマーニャ州のワイン・アルバーナ

・エミリア・ロマーニャ州のラヴェンナの赤ワイン

ピアディーナ/Piadinaは美味しいか？

私は、それ程頻繁にピアディーナを食べませんが、ここの人達はよくピアディーナを食べています。ロマーニャの人達は、夕方になるとピアディーナ（何も挟んでいないもの）をたくさん買って、夕食時のパンの代わりにしています。

　以前、ネット上でピアディーナは特別に美味しくないという内容の記事を見ました。ここロマーニャ地方に住んでいる私は、少しこの地方に対してひいき目でみてしまいますが、決してピアディーナ時代が最高に美味しい！！という物ではないように思います。

　ピザだって、白い生地だけだと「最高にこのピザ美味しいね」とはならないはずです。ピザの上に乗った素材が、ピザの生地の美味しさを引き立ててピザが美味しいという事になるのではないでしょうか？

例えば、モッツァレッラ、トマトソース、バジリコなどに新鮮な素材が使われていれば、このピザは最高に美味しいと言われるはずです。ロマーニャのピアディーナも同じです。美味しい生ハム、チーズなどを挟んで食べると、その素材がピアディーナと出会い、美味しい食べ物となります。

パン代わりに何も挟んでいないピアディーナを食べるこのロマーニャの人達は、おかずとなるものにかなり美味しい物を食べているはずです。エミリア・ロマーニャ州ロマーニャ地方で地元の人が食べるような美味しいピアディーナ（スクアックローネチーズなどを挟んだものなど）を是非試してみて頂きたいと思います。

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ロマーニャ地方というところ

私は、エミリア・ロマーニャ州のロマーニャ地方に住んでいるのですが、
夫は、「ここは、まるで大きな村」と住んでいる町について表現しています。

　道を歩いていると、知らない人でも普通に話しかけてきたり、子供が「ベビーカーから降りたいよ～」とやっていると、自転車で通りすがりのおばさんが、「歩きたいんだね～～」と一声かけて去っていきます。

　大都市へ行けば、イタリア人でも見て見ぬ振りということもあるかもしれませんが、ここでは何かあれば誰かが一声かけて通り過ぎていきます。

夫の実家のある北イタリアへ行けば、ここロマーニャ地方のように気軽には声をかけてきません。イタリアでも場所によって様々です。日本でも人が困っていても、なかなか手を差しのべることが出来なくなっているのではないでしょうか？普段から声を掛け合い、人のつながりの大切さを忘れないロマーニャ地方の人たち。どこへ行っても人のつながりを大切にしたいとこの町に住んで思ったりします。　

　オススメ！

秋はポルチーニの季節です。パスタにリゾットに！！

牛乳祭り

ロマーニャ地方にある牛乳会社のお祭りへ行ってきました。(ちなみに牛乳はLATTE/ラッテと言います) 牛乳の会社ですが、他にもチーズ、ジェラートなどの商品も扱っています。会社のある会場に到着するとすでにミニコンサートが開かれ、子供たちが楽しそうに踊っていました。

　この牛乳祭りの醍醐味は、やっぱりこの会社の商品の試食ができること！私たち家族は早速、ジェラートの列に並び、出来たてのジェラートを食べました。通常１．５ユーロのジェラートが無料なんて！楽しいお祭りです。他にも色々な種類のチーズとピアディーナが並んでおり、多くの子供たちは、美味しそうに頬張っていました。試食と言うよりも立派な立食と言う感じで、かなり充実した品揃いには、私も驚きでした。

湯気の立った出来立てのリコッタチーズを試食し、二つ目のジェラートを食べようと密かに思っていた私でしたが、もうお腹が一杯・・・。残念！息子は、風船をもらい大喜び、そして生演奏に合わせて踊っている子供たちを眺めていました。　

こんな地元のお祭りに参加するといつも思うことがあります。イタリアでは、何かにつけてお祭り（フェスタ/Festa）を開きますが、お祭りには必ず出店があり、様々な商品を売っています。日本でも村おこしなど以前やっていましたが、地元の特産を使ってこのようなお祭りをあちこちで開けば、市民は楽しく、商人は商売が出来て良いのに・・・と思ってしまいます。

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低カロリーで子供も大好き！

チーズ専門サイト

CERVIA/チェルヴィア

ＣＥＲＶＩＡの塩

エミリア・ロマーニャ州ロマーニャ地方の町ＣＥＲＶＩＡは、他のアドリア海（Mare Adriatico）沿いの町と同じように夏場は、多くの観光客で賑わいます。しかし、他の町にはない特別な物がここにはあります。それは「ＳＡＬＩＮＥ/塩田」です。
近頃は、この辺りのスーパーへ行けば、どこでもＣＥＲＶＩＡの塩が売られています。

私は、ロマーニャ地方の多くの町を訪れた事がありますが、今年初めて塩田を見学する事ができました。
ＣＥＲＶＩＡの塩は、甘い塩と呼ばれ、これが美味しい秘密なんです。塩田を見学した際に説明してくださった方の話によると、作業の過程で２８度を越えないことが重要な鍵だと言います。甘い塩とは、なんだか不思議ですが、是非ロマーニャ地方を訪れましたら、この塩をお試しください。

・シチリアの塩です

・旅行の写真をプリントしよう！私も利用しています！

ロマーニャ地方の手作りパスタ

手作りラザーニャ

エミリア・ロマーニャ州ロマーニャ地方の代表的な料理といえば、様々な手打ちパスタ。Tagliatelle、Lasagna al Forno、 Tortellini、Tagliollini、Capelletti in Brodo di carne、Lasagna al verde、Strozzapreti、Ravioli etc....。

　これらのパスタは、ロマーニャ地方のマンマによって各家庭で作られています。レストランでもこれらの手作りパスタが食べれるところがありますので、是非、ロマーニャ地方ならではのパスタをお試しください。

私でも簡単にラザーニャ(Lasagna)を作る事が出来ますので、みなさまも是非ご自宅でお試しください！！

・海外で使えるキャッシュカードを作る！

・ラザニアを焼く時に必要です

ロマーニャ地方のよい所

ファエンツァ/Faenza

子供が生まれる前は、夫の仕事に付いて行き、ロマーニャ地方をあちこちと周ったものです。日本人が誰も行かないような所にもよく行きました。
　ロマーニャ地方は、決してトスカーナのように有名な場所はあちこちにはありませんが、素晴らしい所がたくさんあります。そして、地元特産の美味しい物も色々とあります。先日、日本からいらしゃった方とお会いして、その方が滞在された場所などを聞くと、日本では知られていないようなところばかり。しかし、私は思いました。
「これから、ローマ、ミラノ、フィレンツェ以外の知られていない小都市が新しい！」と・・・・・。この女性も同じような事をお考えということで、話がとても弾みました。

　今後、この女性は、イタリアの本当の姿を日本に伝えて行くお仕事をされるということでしたが、私もまずロマーニャ地方の素晴らしい所を案内できたらと思っています。日本でもエミリア・ロマーニャ州のガイドブックなどを作る方がいれば、是非お手伝いしたい思いますので、お声をかけて下さい！

・手作りパスタを作る！

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ロマーニャ地方で食べる

ロマーニャの人たち

イタリアのどこの州でも似たり寄ったりの所はあるかと思いますが、本当に食べるのが好きだな～といつも感心してしまうのがロマーニャ地方の人たち。
各地で一年中色々な食に関するお祭りが開かれ、多くの人が食べることを楽しんでいます。

ユーロに変わってから、どこに行っても正直高いな～という値段設定をしている為、人々のお財布のヒモも固くなるのかと思いきや、食べる事に関しては、全く妥協を知らないといった感じです。

日本では、このようなお祭りと言ったら、夏祭り位しか思い出すことができませんが、もっと人々が一緒に過ごせる時間、地元の物産を盛り上げるようなお祭りをあちこちで開いたらどうだろうかといつも思います。農協の人たちや地元の中小企業の方々が、何か取り組んでくれれば、Made in Japan、Made in Yokohamaなどが、地元の人を中心にして盛り上がるのではないかなとイタリアに住んでから思ったりしています。関係者の方は、ロマーニャの人たちの食べっぷりが見られるこの地を是非、視察してくださいね！

・日本にいても食べる！

・パスタ、パスタ、パスタ！

ロマーニャ地方の職人たち

イスを作る女性

イタリアは、多くの職人たちがまだまだ活躍している国です。職人をイタリア語で、Artigiano/アルティジャーノと言います。ロマーニャ地方で行われる見本市に毎年行っているのですが、いつもこのようなアルティジャーノたちの様子を見ることができます。残念ながらみんさん年配の方ばかりで、若い人の姿が見えないのですが、このような技術がいつまでも残されていけばと思います。

こんなかわいい手作りのかばんを持って、小さな商店でお買い物できたら、ちょっと素敵だと思いませんか？これからは、環境の為にスーパーのビニール袋を使わないようにしようという動きがあるようなので、私もひとつ買ってみようかなと思っています。

ある日本のサイトを見ていると、ロマーニャ地方の伝統品をボローニャの伝統品と紹介していました。ボローニャは、エミリア地方であり、ロマーニャ地方とは違います。確かにボローニャと言えば、誰でも分かってくれると思いますが、ロマーニャの小さな町にも有名な品々がありますので、ロマーニャの町として日本に紹介して欲しいものだと思います。

・日本にいてもイタリア！

・パスタ、パスタ、パスタ！

ＩＫＥＡ

我が町、横浜にもＩＫＥＡが出来たようなので、ＩＫＥＡについては、ご存知の方が多いかと思います。
イタリアに来た頃は、ＩＫＥＡの存在を知らなかった為、どんなに苦労したか・・・・。町の家具屋に注文したベッド、クローゼットが３ヶ月も届かないという恐ろしい経験をしました。ＩＫＥＡならば、こんな心配は全くないし、お値段も良心的です。

今までは、ロマーニャ地方だとボローニャ店へ行くしかなかったのですが、なんと２００８年秋、リミニにも店舗が出来る！ということで、ボローニャへ行かずにオープンを待っていました。しかし、サイトをみても一向にオープンの気配なし。そのうち冬になり、秋って・・・？と思っていると、夫の友人が教えてくれました。
「何か書類上に問題がおきて、オープンが伸びたらしいよ、２００９年春になるって話」実際には、書類上に問題という裏には、近隣の大型スーパーなどが色々と手を回しているとか。
確かにロマーニャで大きなチェントロ　コメルチャーレＩｐｅｒ、そしてリミニのベファーナなどは、大きな打撃を受けそうです。また、サンマリノの近郊にある大きな家具も・・・。まさに我が家の家具を買った所なんて、大打撃でしょう。そりゃ～家具を２週間でお届けと言いながら、３ヶ月送って来なかったのだから、潰れて当然ですよ。（今更ですが、ちょっと愚痴ってます）

市場は、自由競争と言いながら、ロマーニャ地方では、人気のチェーン店を受け入れ反対みたいです。ＩＫＥＡ以上のサービスを提供して、勝ち抜こうという気持ちは無く、単に受け入れ反対と言う姿勢は、先行き心配ですね。春にオープンすれば、ロマーニャ在住のみなさんも気軽にＩＫＥＡでお買い物出来ますね。 <26/12/08>

・里帰りの予定を立てよう！

・ＵＳＪ行ってみたいです