NATURA VITA

Ciao Bambino!

イタリア語で赤ちゃん、子供の事をBambino(バンビーノ)と言います。厳密には、男の子は、Bambinoバンビーノ、女の子は、Bambinaバンビーナです。イタリアでの妊娠、出産、育児について。 

妊娠

結婚してから1年が過ぎた頃、気分がすぐれない日が続いていました。調子が悪いからといって、すぐに妊娠?とは結び付きませんでした。 初めての事だから妊娠の兆しというのが分からなかったのです。もしかして??と思い、夫に妊娠検査薬を薬局で買ってきてもらいました。イタリアでは、薬局、ドラッグストアなどに検査薬は売られています。
 今までTVドラマで見ていた「うっ」となってトイレに駆け込むシーンとは違い、単に気持ち悪いのが続きました。 船酔いがずーと続いている状態という感じ。 検査の結果は? 「+ポジティブ反応」 この時、妊娠している事が判明しました。 正直な所、自分が妊娠しているという実感と感動はすぐに沸いて来ませんでしたが、すぐにつわりが私を苦しめる事になったのです。

産婦人科へ

イタリアで妊娠したら、公立の病院、もしくは私立の産婦人科へ行く事になります。 私は、以前から検査などで私立の産婦人科にお世話になっていた為、最初、そこの産婦人科にに予約を入れました。 妊娠検査薬では、ポジティブ反応が出ていましたが、実際に産婦人科で検査となると緊張するものです。
 さて、エコー検査では小さな卵のような物を見る事が出来ました。これが小さな生命の誕生かと思うと不思議なものです。 小さな卵のような形だけにこれが赤ちゃん??と思いましたが、予定日を教えてもらうと本当に産まれるんだという実感が少し湧いてきました。本日、5週目。

イタリアで母親教室

2004年当時、イタリアの子供のお店と言ったら、CHICCO /キッコとPRENATAL/プレナタルでした。このPRENATALで、プレママの為の母親教室が定期的に無料で開かれていました。 私もマタニティーを買いに行った時に、店内で母親教室の告知見て、申し込みをしました。開催日前にお店から参加確認の電話が掛かってきます。 当日は、プレママが集まり、簡単な内容の話をお店の人がし、店内に売られている商品の説明もありました。ちょっと気になった物は、妊婦用のシートベルト。ドライバーのマナーが悪いイタリアでは、かなり役立ちそうです。 最後にPRENATALの粗品がもらえます。肝心なコースの容はというと、それ程重要さを感じるものではありません。しかし、他のプレママとの交流も出来るし、商品のチェックも出来るので、試しに参加してみるのも良いかもしれません。

母乳ドナー制度

母親教室に通っている時に助産婦さんが、 「母乳がたくさん出る人は、母乳ドナー制度があるので、是非利用してください」 と言っていた。 この母乳ドナー制度は、ドナー制度を導入している病院で登録して母乳を搾乳器で搾り、容器に入れるだけ。家には係りの人が取りに来てくれるので、わざわざ病院まで持って行く必要がありません。 生後間もない赤ちゃんで、お母さんのおっぱいに恵まれない場合この母乳ドナーが使われます。 自分のおっぱいで他の困っている赤ちゃんがすくすくと育っていくのは、嬉しい事ではないでしょうか?  正直な所、母親教室に通っている時は、出産の事で頭が一杯で出産後の事まで考える余裕ありませんでしたが 、これから出産される方などは、母乳ドナー制度の存在を頭の隅に留めておいて欲しいと思います。  
 実際に母親教室で一緒だったマリアは、母乳がたくさん出たので、母乳を寄付したようです。 どれ位出たかというエピソードを聞いてみると 、
「ピザを食べに行って、 ピザを食べてる時に母乳をあげようとしたら、向かいに座っている旦那さんの方まで母乳がびゅ~んって飛んだのよ~~あれは恥ずかしかったわ!」 と・・・・。  
小さな赤ちゃんは、たくさん母乳の出るマンマのおっぱいは全て飲みきれないものです。捨ててしまうなら寄付して役立てた方が良いので、母乳がたくさん出るマンマは是非、 母乳ドナー制度を利用して頂きたいと思います。

妊娠線予防は、アーモンドオイル

少しずつお腹が大きくなってきたら、気になるのは妊娠線対策です。イタリアで妊娠線予防といったら、 アーモンドオイルです。(OLIO di MANDORLE)  私も薬局、エルボリステリアで売られているアーモンドオイルを購入して、毎日入浴後にお腹などに塗って過ごしました。アーモンドオイルには、肌に柔軟性を持たせる働きがあります。 お腹が大きくなるということは、肌がどんどんと引っ張られて、伸びている状態にあります。そこでこのアーモンドオイルを塗り肌に柔軟性を持たせることで、妊娠線が出来るのを予防するという訳です。 生活の木 スイートアーモンドオイル 25ml

休日こそ小児科が必要

冬のある日、息子が鼻水を垂らしていました。外の寒さで風邪を引いてしまった様子。 2日後には熱もドンドン上がって、39.5度。週末、小児科が閉まっている時に限って病院が必要になります。 イタリアにも救急病院がありますが、高熱の子供を連れて病院へ行き、長時間待つのは考えもの。自分の小児科で、緊急の場合の小児科を紹介しているので、そのうちの一つの小児科へ行き、すぐに診察してもらいました。 通常は、掛かりつけの小児科では、診察料は必要ありません。
 しかし、 紹介されてた小児科は私立(Privato)なので、なんと10分の診察で70ユーロ! こんなに高い診察料だと誰でも気軽に診察を受けれないと思います。風邪や怪我をしないて健康に育ってくれることが一番ですが、「出来れば子供たちには、週末以外に風邪を引いて欲しい」と思ってしまいました。

オムツかぶれのクリーム/Weleda カレンドゥラクリーム

我が家では、多くのWeleda商品を使っていますが、子供たちも生まれた時からCrema protettiva alla Calendula /カレンドゥラのクリームを使っています。 赤ちゃんの敏感な肌が濡れたオムツに触れていると、お尻が赤くなってしまいます。 こんな時にこのクリームを塗るとカレンドゥラの成分がが炎症を抑えてくれ、赤ちゃんの肌を守ります。 主な成分にはカレンドゥラ、カモミールが使われているので、敏感肌の赤ちゃんにも安心して使えます。 赤ちゃんの肌を守る為のクリームは、色々あり私も数多くの試供品を使って試しましたが、 これはその中でもお勧めできる商品です。
ヴェレダ カレンドラベビーバーム 国内正規代理店商品

ママ友もお勧め Weleda 9 mesi

フィットテラピー商品の一つで、妊婦に欠かせないのがWeledaの「9mesi/9ヶ月」。 これは、妊娠してお腹が大きくなった時にできる妊娠線を予防する為のオイルです。 ベースは、アーモンドオイルで出来ていますので、柔軟な肌を保つ事が出来ます。(上記でも妊娠線予防についての記事があります) 私もこの他のアーモンドオイルも使いましたが、 このWeledaの「9mesi」も使いました。知り合いのママ友 達もこれを使ったら、妊娠線が出来なかったと言っていたので、イタリアのマンマの間でも認められた一品。
妊娠すると子供の事ばかり考えてしまいがちですが、是非自分のおも忘れずにお手入れをして頂きたいと思います。
ヴェレダ マタニティストレッチマークオイル (ボディマッサージ用オイル) 100ml

イタリアで羊水検査1

産婦人科で、羊水検査は11週目までにすることにな っていると言われたので、その前に病院の説明会に参加してきました。 夫は、お腹に針を刺す羊水検査よりエコー検査をした方が良いのにと思っていたようですが、 はっきり結果の分かる羊水検査をしておいた方が安心して妊婦生活を送れると私は考えて受けることに決めました。
 説明会の前に血液検査を済ませておき、その結果を持って説明会に参加しました。 つわりで寝たきりの妊婦としては、血液検査へ行くのも大変だったのですが、後で聞いたら家まで 血液検査をしに来てくれるサービスがあったとか・・・早く教えて欲しかった。

  羊水検査の説明会には、10人くらいの妊婦が待合室に待っていました。 なんと医師が30分も遅刻。 調子が悪かった私は、集中して話を聞く事は出来なかったけど、羊水検査での流産の確立は、 0.5%だということが分かりました。しかし、3か月未満の場合には、この羊水検査をしなくても、流産の可能性があるので、羊水検査だけが問題ではないだろうと話していました。
  実際の検査についてですが、針が入る時にチクリとする程度で大した痛みは無いということでした。でも、長い針が お腹に刺さるのだから、ちょっと怖そう。 終わった後にする注射の方が痛いそうです。

イタリアで羊水検査2

羊水検査当日は、食事も普通にして良いということで、いつもと同じように過ごし、11時に病院へ。 検査は、11時からとなっていましたが、たくさんの妊婦が同じ時間に集まっていました(みんな同じ予約時間らしい)。 幸い、私は3番目。 私の名前が呼ばれ小さな部屋に入ると、中には、看護婦2名と医者が二人。 靴にカバーをして、頭にも髪の毛を全部入れてカバーします。
「一人の医者が、上着は、少し上まで上げて、腕は、海辺にいる時のように頭の下ね! あっ、日本人は、日焼けしないんだね、ははは」 と軽く冗談を言って、笑わせてくれたり・・・。
11週目+1日ということで、早すぎて、 検査が出来ないかも・・・と心配していましたが、エコーでチェックしてみると大丈夫ということで、羊水検査にGOサイン。 紙でズボンをカバーし、お腹に赤い消毒液をかけられます。なんだかTVドラマの手術のシーンのようです。 10センチ位の長い針がついた注射器が、用意されているのを見るとやっぱり恐ろしい・・・。でも、リラックスしないと いけません・・・・!
一人のおしゃべりな先生が、日本について色々と話している間に準備が出来て、じゃあ刺すよ・・・と。
最初にチクっとして、そのあとビクッとお腹がしましたが、思っていた程の痛みは無かったです。 先生は、エコーを見ながら、針の様子を見て羊水を取っていきますが、とても慣れていて、プロの仕事という感じなので、安心して検査が出来ました。
羊水の色は、 白く濁った水でした。他の人の採取したものも同じよう色なので、これが普通な様です。 羊水を取り終わってから、針を抜く時も一切痛みもなく、あ~無事に終わったと一安心していた所、 年配看護婦が、注射を持ってやって来ました。終わった後にリラックスする為の注射するって言ってた。 横になると突然、ブスリとやられ、「あっー!」思わず声を出してしまいました。 こっちの注射の方が痛いという噂は、本当でした。 こんな私の様子を見て、 医者が、「こっちの方が痛かった~?」と笑ってました。 赤い消毒液は、時間が経つと消えるからねと看護婦が言い、検査は終わりました。